税務調査に強い
税理士とは?
誰に頼むかで、結果が変わる理由
税務署から突然、調査の連絡が来た。
何を基準に選べばよいのか、わからない方がほとんどだと思います。
特に、個人事業主や小さなお店では、顧問税理士がいないことも珍しくありません。
だからといって、自分一人で対応したり、同じ地域にいるという理由だけで税理士を選んだりすると、あとから天と地ほどの差が出ることがあります。

先に、大切なことを一つ。
私は15年以上、税務署で調査をする側にいました。調査官として、たくさんの事業者と、その隣に座る税理士を見てきました。
隣に座る税理士で、調査の結果は変わります。言われるがままに話が進み、支払う税金が増えていく人がいる一方で、重加算税(脱税の扱い)から事業者を守る税理士がいます。
事業者の隣に立って守ってくれる税理士。それが、税務調査に強い税理士です。
ここでは、そういう税理士がどう動くのか、同じ税理士という名前なのに、なぜ結果がまったく変わるのかをお伝えします。
税務調査の連絡が来たとき、どう対応するかは大きく3つあります。
自分一人で対応する
近くの税理士や
顧問税理士に頼む
税務調査に強い税理士に頼む
たとえば、調査で「追加の税金は400万円」と指摘された場合。誰が対応するかで結果が大きく変わる可能性があります。
① 自分一人で対応
うまく答えられず、
脱税を疑われてしまう
納める金額630万円
重加算税140万円を含む
② 近くの税理士・顧問税理士
調査官に言われたまま、
申告を直して出す
納める金額490万円
言われた金額をそのまま払う
③ 税務調査に強い税理士
言われたままにせず、
証拠を出して説明する
納める金額120万円
重加算税は0円
※ 追加の税金が400万円として指摘された場合の一例です。①重加算税と延滞税。②通常の加算税と延滞税。③追加の税金が減り、加算税と延滞税。
このように同じ税務調査でも、どう対応するかでこれだけ変わる可能性があります。
特に事業者さんが気になるのは同じ税理士なのになぜ、②の近くの税理士や顧問税理士と、③の税務調査に強い税理士の結果がこんなにも変わってしまうのかだと思います。その辺りも詳しく解説していきたいと思います。
まず知っておいてほしいのは、税理士が付いていない事業者、一人だけの調査だと分かったとき、調査官がどんな気持ちで来るかです。
なぜ、ラッキーなのか。調査官の仕事の評価が、この4つでほぼ決まるからです。
1年間の
調査の件数
見つけた
申告の誤り
集めた
税金の金額
重加算税(脱税)
にした件数
だから、どうしても税金の金額を多くしたい。さらに、重加算税という「脱税」の扱いにできれば、評価はもっと上がります。
税の知識がない人が一人で受ける調査は、調査官にとって、これ以上ないほどやりやすい調査です。
カモがネギを背負って来た、とまでは言いませんが、それに近い気持ちで来てしまうほどです。ですから、一人で受けてしまうと、調査官の思うとおりに進められてしまう可能性がとても高くなります。
調査官は、帳簿と通帳を突き合わせながら、気になった所を次々と聞いてきます。一人で受けると、こんなやり取りになりがちです。

経費の領収書について
調査官この飲食店の領収書、1年で40万円ほどありますね。誰と、どんな仕事の話をしたのですか
本人取引先と…あ、家族と行った分も入っているかもしれません。仕事の話もしたので経費でいいかなと思って、まとめて入れました
調査官家族との食事も入っているのですね。では、どれが取引先で、どれが家族か、分けられますか
本人今は分からないです…。レシートを見ても、誰と行ったかまでは書いていなくて。たぶん半分くらいは仕事だと思うんですけど…
請求書の控えについて
調査官去年の請求書の控えが、ほとんどありません。なぜですか
本人お客さんに渡したら控えは取っていなくて…去年の分は引っ越しのときに捨てたかもしれません。売上は通帳を見ればだいたい分かるので…
調査官「だいたい」ですか。現金でもらった売上は通帳に残っていませんよね。それは、どこを見れば分かりますか
本人…それは、分からないです。たぶん、そんなに多くないと思うんですけど…
こんな受け答えだとペナルティになる可能性が充分あります。
質問の意味が分からないまま答えたり、少しの言い方の違いから、調査官には事実とは違う受け取られ方をすることがあります。
本当は脱税をしていないのに、脱税を疑われてしまう。
仕事で使ったお金でも、うまく説明できず、経費として認めてもらえない。
その結果、本来より高い金額を支払うこともあります。
ここまで読むと、
「一人が危険なら、近くの税理士や顧問税理士に頼めば大丈夫?」
と思うかもしれません。
普段からお願いしている顧問税理士なら、事業の内容も分かっているため、相談しやすい安心感があります。
ただし、顧問税理士でも近くの税理士でも、会計や申告が得意であっても税務調査の経験が少なく、上手に対応できない場合が多いです。
私が担当した相談者さんの中には、税務調査の最中に、顧問税理士が逃げたケースが何件もあります。
それほど税務調査は、一般的な税理士でも嫌がる仕事なのです。
自分が顧問となり会計や申告をしているのにしっかりやっていないことを疑われたり、質問攻めに合うのはなるべく避けたいのです。
税務調査に慣れていない場合、
顧問税理士税務署が出してほしいと言っている資料は、全部そろえて出しておきましょう。出し渋ると隠していると思われますから、言われたとおりに出した方が早く終わります
顧問税理士この分は経費にならないと調査官が言っています。争っても良くないので、修正申告しましょう
顧問税理士重加算税と言われていますが、向こうがそう判断したなら仕方ないです。これ以上長引かせるより、払って終わりにした方がいいですよ
と、そのまま話が進むことがほとんどです。
これでは、税理士へ費用を払ったうえに、税務署から言われた金額も、そのまま支払うことになります。
さらに、「脱税をした」という話まで受け入れてしまえば、ペナルティとして支払う金額はもっと大きくなります。
もちろん、その税理士が悪いわけではありません。
日々の会計や申告と、税務調査への対応では、必要な経験がまったく違うのです。
ここまででお伝えしたように、税理士を選ぶときは、近いという理由だけで決めたり、顧問税理士だからという理由だけで任せたりしないことが大切です。
税務調査の経験が豊富か、そして、どこまで対応してくれるのかを確かめてください。
調査前に資料や答え方を整理してくれるか
調査当日は隣に立ち、調査官の質問や指摘に対応してくれるか
これまでにどれだけ税務調査を経験しているか
こうした点が、税務調査を任せる税理士を選ぶうえで重要です。
税務調査の連絡が来ると、何から始めればよいのか分からず、不安になるのは当然です。資料がそろっていなくても、調査の日が迫っていても、まずは現在の状況をお聞かせください。
今の状況を一つひとつ確認し、これから何をすべきかを整理します。必要な対応を見極め、大切なお金を必要以上に支払わずに済むよう、経験をもとに守っていきます。

まずは、現在の状況を
お聞かせください
資料がそろっていなくても、
調査の日が迫っていても大丈夫です
「調査の連絡が来ました」
その一言でOKです!
相談専用ダイヤル
090-6273-1406受付 平日 9:00–18:00/土日応相談
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